「フィナステリドをプロペシアに代えたら薄毛が改善した！」
「フィナステリドを違うメーカーにしたら抜け毛が増えた、、」
なんて聞いたことありませんか？
SNS等でよく見かけますが、これらは科学的には起こり得ません。
じゃあみんな嘘ついているってこと？
そういうわけではないよ（笑）
でも正直にいうと、フィナステリドのメーカーを代えたり、先発薬のプロペシアに変更するのは科学的には無意味なんだ。
この記事では、
- 先発薬・ジェネリック薬のメーカー変更が無意味な理由
- 先発品・メーカーを変更すると効果が変わると感じる理由
- フィナステリドが効かなかった場合の対処法
について解説します。
この記事は、
- これからAGA治療をする人
- フィナステリドで満足いく状態にならない人
に向けて書いているよ。
最後に体験談も紹介するから読んでみてね！
先発薬、ジェネリック薬とは何か
先発薬＝新薬（新しく開発された薬）です。
先発薬（新薬）の開発には莫大な費用がかかりますが、ジェネリック薬は先発薬をベースに作られるので開発費が安いです。
コストが抑えられる分、ジェネリック薬は先発薬より低価格になります。
ジェネリック薬は先発薬と同じ量の有効成分を持つため、同等の効果があります。
| 特徴 | 効果 | 開発費 | 価格 | |
| 先発薬 | 新薬 | ジェネリック薬 と同じ | 高い | 高い |
| ジェネリック薬 | 先発品をベースに開発 | 先発薬 と同じ | 安い | 安い |
ジェネリック薬は先発薬と効果は同じだけど安い薬ってこと？
その通り！
先発薬をわざわざ選ぶ理由は一つもないよ。
先発薬とジェネリック薬の違い
先発薬とジェネリック薬は値段以外全て同じってこと？
全て、ではないんだ。
共通点と違いを簡単に解説するね！
先発薬とジェネリック薬の共通点、相違点は以下の通りです。
- 共通点
有効成分、有効成分の量
>>効果は同等
- 相違点
添加物
>>錠剤の色・形・味・香りが違う
ジェネリック薬は先発薬と同じ量の有効成分を含むため、効果は全く同じです。
一方、薬の添加物が異なるため、薬の形や味、香りが異なります。
添加物が変わると効果に影響はないの？
添加物は薬の効果とは関係ないから、効き目は変わらないよ。
先発薬も発売から時間が経つと、添加物が変更されることもあるんだ。
ジェネリック薬、メーカー毎の違い
先発薬とジェネリック薬の違いはわかったよ！
ジェネリック薬はたくさん種類があるけど、それぞれ違いはあるの？
ジェネリック薬同士の違いは、先発薬と同様に添加物の違いだけだよ。
先発薬は薬を開発した会社の１種類しかありません。
一方、ジェネリック薬は多くの会社が販売するため１０種類以上あります。
全てのジェネリック薬は先発薬と同じ有効成分が含まれており、違いは添加物だけです。
メーカー毎の違いも添加物だけなんだね。
先発薬とジェネリック薬の違いと同様、味や形が違うだけで他は全て一緒なんだ。
先発薬・メーカーの変更をすると効果が変わると感じる理由
全てのジェネリック薬・先発薬の有効成分は同じだから、効果は変わらないはずだよね？
科学的にはそうだよ！
でも薬を変えると効果が変わると感じる方は、AGA治療に限らず必ずいるんだ。
理由を簡単に解説するね！
薬の変更で効果が変わると感じるのは、プラセボ効果・ノセボ効果が原因です。
プラセボ効果は、偽薬（有効成分が入っていない薬）を本物の薬と信じて服用することで、実際に症状が改善する現象です。
ノセボ効果はプラセボ効果の逆で、偽薬にもかかわらず副作用が起きてしまう現象です。
薬の効果には心理的な要因が影響します。
同じ薬でも期待値が高いとプラスの影響を受け（プラセボ効果）、期待値が低いとマイナスの影響を受けます（ノセボ効果）。
例えば、
- プラセボ効果
「高い薬だからよく効くはず！（期待値高い）」
>>>効果上昇
- ノセボ効果
「この薬はなんだか体に合わない気がする。（期待値低い）」
>>>効果低下
といった感じです。
効果が違うと感じるのは、気持ちが原因なんだね！
思い込みで薬の効果が変わるって不思議だよね。
最もよく効くフィナステリドは？
ここまで読んでいただいた方はもうお分かりだと思いますが、最もよく効くフィナステリドはこれです。
先発薬、ジェネリック薬関係なく
フィナステリドを含む全ての薬
フィナステリドなら何でもいいってこと？
まあそういうことだね（笑）
フィナステリドが含まれている薬であれば効果は一緒です。
わざわざ高い先発薬を選んだり、メーカーにこだわるのは科学的には無意味です。
そのため、メーカーでなく価格にこだわるの正解です。
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フィナステリドが効かない場合の対処法
メーカーの変更や、先発薬に変えるのは意味がないってわかったよ！
じゃあフィナステリドで効果がイマイチだった時はどうすればいいの？
対処法を２つ紹介するね！
対処法①ミノキシジル外用薬
フィナステリドで満足いく状態にならない方は、ミノキシジル外用薬を追加するのがオススメです。
フィナステリドとミノキシジル外用薬を併用すると、フィナステリド単剤で治療するより薄毛が改善することがわかっています。
フィナステリドにミノキシジルの塗り薬を追加すればいいってことだね。
その通り！
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対処法②デュタステリド
もうすでにミノキシジル外用薬を使っている場合はどうすればいいの？
そんな方には飲み薬の変更がオススメ！
フィナステリドをデュタステリドに変更することで、薄毛が改善する可能性があります。
効き目は「デュタステリド＞＞フィナステリド」と言い切れるレベルではありませんが、複数の論文でデュタステリドの方が効果が高いとされています。
デュタステリドも良さそうだけど、値段が高いんじゃないの？
フィナステリドより少し値段は上がるけど、税込月3,825円で治療できるクリニックもあるんだよ。
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【体験談】フィナステリドのメーカーを変更してみた
全く意味がないって言ってたのに、自分はメーカー変えたことがあるの？（笑）
意図的に変えたわけじゃないよ（笑）
でも実際に変更したことがあるから、その体験談を紹介するね。
おんどりのフィナステリド歴
- フィンペシア1mg（個人輸入）
- フィナステリド1mg（FCI）
- フィナステリド1mg（トーワ）
当初は個人輸入でAGA治療を始めましたが、健診で肝機能障害を認めたためクリニック処方薬に変更しました。（①→②）
通っているクリニックの入荷先変更に伴い、メーカーが変わりました。（②→③）
実際何か変化はあった？
何もないよ（笑）
①→②に変更して肝機能障害は無くなりましたが、①→③の過程でそれ以外の変化は一切ありません。
抜け毛が増えたり、減ったりしたことはなく、当然薬の変更でハゲの改善or悪化はありませんでした。
やっぱり薬の変更は意味がないってことがわかったよ！
メーカーにこだわる必要はないってわかってもらえたかな？
まとめ：正しい知識をつけて賢くハゲを治そう！
先発薬やジェネリック薬のメーカー変更が無意味な理由について解説しました。
今日のおさらいです。
- 先発薬・全てのジェネリック薬は同等の効果をもつ
- 違いは添加物だけで、味や香り、錠形以外は同じ
- メーカー、先発薬への変更で違いを感じるのはプラセボ効果・ノセボ効果が原因
- フィナステリドが効果ない場合の対処法は２つ
- ミノキシジル外用薬を追加
- デュタステリドへの変更
AGA治療を続けていると、思うように髪が増えなかったり、一時的に抜け毛が増えたり不安になる時が必ずあります。
ちょっとした変化で一喜一憂しちゃうよね。。
気持ちはよくわかるよ！
でも、どんな時でも冷静な対応が必要なんだ。
そんな時、薬のメーカーや先発薬への変更は意味がありません。
無駄なことにお金と時間を費やすことなく、適切な対応で賢く薄毛を治しましょう。
この記事が、皆さんの薄毛の悩みを解消する手助けになれば幸いです。
以上、おんどりでした！
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