こんにちは、おんどりです!
AGA治療に携わる現役医師で、自分も薄毛に悩みAGA治療を受けています。
突然ですが、AGA治療をしている子作り中の皆さん、
「フィナステリド(プロペシア)、飲んでいないですよね?」
そこのドキッとしたあなた、子作り中のフィナステリド(プロペシア)はオススメできません!!
もしかしたら子供ができないのはあなたのせいかも、、、
今日は現役医師でAGA治療・不妊治療中のおんどりが、子作りへのフィナステリド(プロペシア)の影響について解説します。
※なお、フィナステリド、プロペシア、デュタステリド、ザガーロは同様の作用、副作用をもつため、以下ではフィナステリド=プロペシア=デュタステリド=ザガーロと捉えて下さい。
この記事でわかること
- 子作り中にフィナステリドを中止するべき理由
- フィナステリドを中止した場合どうなるか
- フィナステリドを中止した場合の対処法
この記事を読んでいただければ、安心してフィナステリドを中止することができ、子供ができる未来が確実に一歩近づきます。
ちなみに、私おんどりも子作り中なので、今はフィナステリドを飲んでないよ!
私おんどりのフィナステリド中止した体験談はこちら▼▼
フィナステリドは不妊症の原因に
フィナステリドは以下の副作用があるため、子作り中は中止するべきです。
精液の質を低下させ、不妊症の原因になる
これだけ聞いてもピンとこないよね。
不妊症、フィナステリドの副作用についてわかりやすく解説していくよ!
不妊症とは
不妊症について
1年間避妊せず夫婦生活を行い、妊娠しない状態を不妊症といいます。
不妊症のカップルは5組に1組と言われており、その半分で男性に原因があるとされています。
不妊の原因の半分は男性にもあるんだよ!
男性不妊とは
不妊の原因が男性側にある状態のことを男性不妊といいます。
男性不妊の8割以上は、造精機能障害という精液の質や量の低下が原因です。
男性の精液が少なかったり、質が悪いと子供ができないってことだよ!
精子濃度
精液の質の要素の中で、重要なものの1つが精子濃度です。
精子濃度は、精液の中に精子がどれぐらいの濃さで存在してるかってことだよ!
正常な精子濃度は1600万/ml以上とWHOが定義していますが、1600万/mlは自然妊娠が期待できるギリギリの濃度です。
自然妊娠を成立させるためには、4000万/ml以上の精子濃度が望ましいとされています。
わかりやすく言うと、精子が濃ければ濃いほど妊娠しやすいってことだよ!
フィナステリドは精子濃度をさげることで、不妊の原因になってしまうよ。
フィナステリドの副作用
副作用の本当の頻度
フィナステリドの副作用の、精液の質の低下の発生頻度は1%未満とされています。
1%未満ならごく稀だから大丈夫じゃないの?
そう思いたいところだけど、それが大丈夫じゃないんだよ。
この1%未満というのは、精子濃度が正常の1600万/ml以下となった場合のみです。
フィナステリドを内服して精子濃度が低下しても、1600万/mlを下回らない限り副作用と認定されません。
そのため実際にはもっと高い頻度で、フィナステリドが精子濃度に影響を及ぼしている可能性があります。
フィナステリドの精子濃度への影響を裏付ける研究を見ていこう!
わかりやすく解説するから安心してね!
フィナステリドの精子濃度への影響〜研究結果より〜
不妊症で悩むフィナステリドを使用中の男性を対象とした、フィナステリドの精子濃度への影響を調べた研究があります。
この研究では、不妊で悩む男性の精子濃度を、
- フィナステリド内服中
- フィナステリド中止後
の2つのタイミングで測定し、比較しました。
以下がフィナステリド内服中、中止後の平均精子濃度をまとめた表です。
平均精子濃度(/ml) | |
フィナステリド内服中 | 3234万 |
フィナステリド中止後 | 1億2762万 |
フィナステリド中止後で精子濃度が劇的に改善しているのがわかります。
フィナステリド(プロペシア)の精子濃度への影響はとても大きいのがわかったかな?
わかったよ!
でも、フィナステリドを中止たら、どれぐらいで精子濃度は元に戻るの?
2-3ヶ月で精子濃度は元に戻ると言われているよ!
子作りをしようと思ったら、2-3ヶ月前からフィナステリドは中止しよう!
フィナステリドやめたらどうなる?
フィナステリドをやめると、2-3ヶ月でリバウンドします(元の薄毛の状態になる)。
そんなこと聞いたらフィナステリドやめられないよ、、
不安になるよね、、
でも大丈夫!ちゃんと対策があるよ!
フィナステリド中止中の2つの対策
フィナステリドを中止すると、薄毛が元通りになってしまいます。
その対策として、以下の2つが挙げられます。
- ①ミノキシジル外用薬
- ②坊主
自分はどちらもやってみたけど、①のミノキシジル外用薬の方が、万人にオススメできるよ!
対処法①ミノキシジル外用薬
ミノキシジル外用薬は、脱毛を予防する効果はありませんが、発毛効果が期待できます。
その上精液に影響を及ぼさないので、子作り中でも問題なく使用可能です。
自分は今フィナステリドを中断中だけど、ミノキシジル外用薬でかなり薄毛はカバーできているよ!
私おんどりのフィナステリドを中断した体験談はこちら▼▼
対処法②坊主
①のミノキシジル外用薬では、髪を増やすことで薄毛をカバーしますが、②の坊主では、髪を剃ることで薄毛をわかりづらくします。
坊主が似合う方は、この方法もオススメだよ!
ミノキシジル外用薬と併用で行うのがベストだね!
坊主が似合わなかったらどうすればいいの?
その時は、、、また髪を伸ばそう!
私おんどりの薄毛対策で坊主にした体験談はこちら▼▼
不妊治療について
不妊治療を始めている方も、これからの方も、不妊治療について、夫として知っておくべきことについて解説するよ!
不妊治療は女性がやるものじゃないの?
そんな考え方じゃダメだよ!
不妊治療は夫婦で協力して取り組むべき、2人の問題だよ!
不妊治療では、女性への身体的、精神的、社会的、経済的な負担が非常に大きいです。
- 身体的負担
- ホルモン剤の投薬による体調不良
- 通水検査など、体への負担の大きい検査
- 精神的負担
- 子供ができないことへの焦り
- 不妊治療の終わりが見えないことへの不安
- 社会的負担
- 親族や周囲からのプレッシャー
- 職場の理解が得られない
- 経済的負担
- 高額な医療費
- 休職などによる収入の低下
ざっとあげるだけでも、これだけの負担が女性にかかります。
その一方で、多くの男性は月に1回程度、精液を採取するだけです。
不妊の原因の半分が男性にあるにもかかわらず、どうしても女性の負担ばかりが大きくなってしまうのが不妊治療です。
なるほど、こんなに様々な負担が女性にかかってしまうんだね。
この事実を知るとフィナステリドをやめない訳にはいかないね。
子作り、不妊治療は夫婦2人の問題だよ!
妻の負担を少しでも軽くするためにも、夫としてできることはやってあげたいね!
まとめ
今日は、子作り中はフィナステリド(プロペシア)を中止するべき理由、中止した場合の対処法について解説しました。
この記事のポイント
- フィナステリド(プロペシア)は精子濃度を低下させる
- 妊娠を成立させるには精子濃度が高いことが重要
- フィナステリド中止で薄毛は元に戻るため、その間はミノキシジル外用薬で対処
妊娠を成立させるためには精子濃度をできるだけ高くする必要があるため、精子濃度を低下させるフィナステリド(プロペシア)は中止するべきです。
同じ作用をもつザガーロ、デュタステリドも中止するべきだよ!
とは言っても、フィナステリドをやめるのも勇気が要りますよね。
すぐにはフィナステリドをやめられなくても、まずはパートナーの方と話し合うことから始めてみてはいかがでしょうか?
この記事が薄毛、妊活、不妊治療で悩んでいる方の助けになれば嬉しいです。
以上、おんどりでした!
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